ruiruix’s diary

バレエとミュージカル、ときどき仕事

バレエとミュージカル、ときどき仕事

ボリショイバレエ!ジゼル観てきました

昨日、来日したボリショイバレエ団の公演を観てきました♪

ジゼル

*ジゼル エフゲーニャ・オブラスツォーワ

1幕で出てきた瞬間から、小柄で可憐、ジゼルにぴったりでした!水色のシンプルな衣装も、良くお似合いで、可愛いジゼルがアルブレヒトの裏切りで狂乱してしまう。実年齢も若いのかしら?と思ったら1984年生まれの33歳。演技力に定評があるようですね。2幕もやはり他の人たちより一歩抜きんでた実力で、ウィリーも軽くこなしていました。アルブレヒトと抱きあいたいのに実体がないから突き抜けてしまう場面がすごく印象的でした。最後、彼を守り抜いて消えていくジゼル、胸に迫りました。。

一つ疑問が。花占いの時、どうして2輪摘んだんでしょう?占ったのは従来通り1輪。しかも、アルブレヒトが、他の舞台のように花をポーンと放り投げない(さっとその場に捨てた)ので、1幕最後まで2輪が舞台上にしおれて(るように見えた)て、つい気になりました。

*アルブレヒト イーゴリ・ツヴィルコ

1幕ではあまり、、、。お疲れ?それともお年なのかな?アルブレヒトは若くハンサムな貴族様じゃなきゃな~と思ってました。しかし、圧巻の2幕。アントルシャ・シスが素晴らしかった!最後まで高さもあり、腕がだんだん上がっても軽やかさもそのまま!あっぱれ!シール2枚貼って。って感じでした(≧▽≦)♡
最後のシーンで、ジゼルの残した花を拾って抱きしめる姿は、とても心に響きました。
後から考えると、1幕は押さえてたのかなーと。6割7割で流してるのが、若々しく見えなかった原因かも。最初から全力でいって欲しい!

*バチルド マリーヤ・ジャルコワ

私好みの美人さん~お衣装もとても素敵だった♪森に狩りに来たシーンということで、Aラインの裾も控えめ、衿まわりにはファーとキラキラでゴージャスに、お帽子も素敵。貴族の雰囲気バッチリで、アルブレヒトは階級が下だから大変そう~なんちゃって。

*ハンス デニス・サーヴィン

他ではハンスではなくヒラリオンが多いような。。背も高く、素敵な方でした。2幕でウィリーに沼にやられちゃう前の踊りもすごくよかった。ガンガン踊る役、海賊とかドンキとかで観たいな~

*ミルタ ヤニーナ・パリエンコ

ミルタで不満いっこ!最初の登場のシーン、今まで観たのは、舞台後向きのパドブレで横切ってました。今回も空気のようなミルタのパドブレを楽しみにしてたのに、違う振りでした~残念!

*ベルト アンナ・アントローポワ

優しいお母さん、ジゼルを心配して心音を聞いたり、かばったりと、いい感じでした。しかし、1幕最後。演出・振り付けの方、どうして母をジゼルから遠ざけたんでしょう??

ジゼルに取りすがって泣く母、そのわきでアルブレヒトが逆切れしてハンスにいちゃもんをつけ、、そこまでは分かる。

アルブレヒトとハンスがもめてる間に、村娘と一緒にさ~っと下がって、舞台脇へ移動。舞台中央のジゼル一人残される。そして、アルブレヒトがジゼルを抱きしめて泣き叫び、その脇少し離れて頭を抱えて地面に突っ伏し泣いているハンス。

母は娘と離れたくないでしょ!!!!

最後のシーンを、アルブレヒトとジゼルのツーショットにしたいのは分かる。

それなら、ベルトが取り乱していて、お嬢さんたちがなだめつつ、椅子に座らせようとする、とか、いっそもうベルトも一瞬気を失っちゃって、お嬢さんたちが介抱するとか、母を離すやり方がいろいろあるでしょーーー

はぁはぁ。某バレエ団ではジゼルに近づくアルブレヒトをお母さんが付き飛ばしたり、別のバレエ団ではパニックになったアルブレヒトが逃げ出そうとしたり、いろんなバージョンを観てるせいか、つい、もっと心を締め付けてくれよ~~と思っちゃうのだった。

*指揮 パーヴェル・ソローキン、ボリショイ劇場管弦楽団

音楽が素晴らしかった!!ピアニッシモもフォルテも、金管木管も弦も、も~~良かった!やっぱり、音楽もいつも一緒の楽団が演奏して欲しいな、と思いました。

*コールドの人たち

東京バレエ団のコールドを観て、勉強して帰って欲しいです。東バのウィリーたちは、あんなにカツカツ音をさせません。ジャンプはしょうがないとは思うけど、アラベスクで左右が交差する所、地の底から響くようなザッ…ザッ…ザッ…はイヤ~…!演出だったのか?!

 

ボリショイバレエ団初来日から60年記念だそうで、いろいろパネルが飾ってあって、休憩時間も楽しく過ごせました。

パリの炎も観に行くんだ~(≧▽≦)♡楽しみにしてます!!